「ジェラートとアイスクリーム、結局何が違うの?」という疑問に、乳脂肪分・空気含有量・温度の3つの観点から答えます。
似ているようで実は別物。「ジェラート」「ソフトクリーム」「アイスクリーム」は、原材料の配合も作り方も、口に入れたときの印象もそれぞれ異なります。買うとき・選ぶときの参考になるよう、代表的な違いを整理します。
ジェラートとの違い
ジェラートは一般的に乳脂肪分が4〜8%程度と、アイスクリーム(8%以上が目安とされる)より低めに作られることが多いとされています。さらに製造時に含ませる空気の量(オーバーラン)も少なめで、その分密度が高く、ねっとりとした質感になりやすいのが特徴です。提供温度もアイスクリームよりやや高め(マイナス12℃前後)で管理されることが多く、舌の上でとろけやすいと言われています。
ソフトクリームとの違い
ソフトクリームは専用マシンで空気を多く含ませながら(オーバーランが高い)、マイナス5℃前後の柔らかい状態でその場ですぐ提供されるのが基本です。冷凍保存してから提供するアイスクリームやジェラートとは、製造から提供までの仕組みそのものが異なります。
日本の分類上の違い
日本では「乳等省令」という基準により、乳脂肪分3%以上で「アイスクリーム」、3%未満で「アイスミルク」「ラクトアイス」に分類されるとされています。パッケージの成分表示を見ると、どの分類に当たるかがわかります。
世に流通しているジェラート・ソフトクリームと、ココナッツグレンの違い
一般的なジェラートやソフトクリームは乳製品(牛乳・生クリーム)をベースにしていますが、ココナッツグレンは以下の点で異なります。
- 素材:乳製品を一切使わず、ココナッツミルクを主原料に使用
- 製法:小ロットで仕込み、素材の風味をそのまま活かす
- 設計:「濃厚なのに軽い」口当たりを目指した配合設計
開発したのは、元ミシュラン掲載レストランのシェフだったシェフ グレン(グレン・シムキンズ)。ハワイ・マウイ島に移住し2年間の開発を経て2008年に1号店をオープンしました。その後、2014年に旅行誌「Condé Nast Traveler」の「世界のアイスクリームショップベスト10」、2018年に「VILEBREQUIN TRIBE」の同ベスト10、2019年に「FAMILY MIND」の「全米ベストアイスクリーム」に選出されるなど、複数の受賞歴があります。
こんな方におすすめ
- ジェラートの密度感は好きだが、乳製品は控えたい方
- ソフトクリームのような手軽さより、じっくり味わうアイスが好きな方
- 乳糖不耐症・乳製品アレルギーがあり、選べる冷菓の幅を広げたい方
選ぶときのポイント
原材料表示に「乳脂肪分」の記載があるかないかは、乳製品ベースか植物性ベースかを見分ける手がかりになります。「ココナッツミルク」「アーモンドミルク」など植物性素材が主原料として先頭に書かれているかを確認すると選びやすくなります。
最後に
ジェラート・ソフトクリーム・アイスクリームは、それぞれ違う個性を持つ冷菓です。その違いを知った上で、乳製品を使わないココナッツグレンのクラフトアイスも選択肢に加えてみてください。